認知症[総論]
認知症とは、正常に働いていた脳の機能が低下し、記憶や思考への影響がみられる病気です。代表的な四大認知症と言われるものに、アルツハイマー型認知症、前頭側頭型認知症、レビー小体型認知症、脳血管性認知症があります。
アルツハイマー型認知症は、男性より女性に多くみられ、脳の機能の一部が委縮していきます。また脳血管性認知症は比較的男性に多くみられ、全体的な記憶障害ではなく、一部の記憶は保たれている「まだら認知症」が特徴です。症状は段階的に、アルツハイマー型認知症よりも早く進むことがあります。
認知症の初期は加齢による単なる物忘れに見えることが多いでしょう。しかし、憂うつ、外出をいやがる、気力がなくなった、被害妄想がある、話が通じなくなった、外出すると迷子になる、お金の勘定ができなくなった、以上のようなサインが出てきたときには、専門機関に相談してみて下さい。
これらの症状は、以前日本では痴呆症と呼ばれていましたが、差別的表現が窺えることから認知症という言い方に変わりました。
Q&A(クリックすると、記事内容が見れます)