どん底だった私が居場所を見つけるまで
今年の桜は綺麗。花が咲いているのを可愛い、美しい、そんな気持ちになれたのは何年ぶりだろうか。病気になってからそんな気持ちがふっと気付くともう5、6年にはなっています。けっして余裕があるわけではないのですが。
後で振り返ってみると、病気になる前は朝目覚めてから仕事、仕事、仕事。何の余裕も無かったです。いつ寝ていつ起きたか分からない日々でした。
病気になり一番辛かった時は、自分の思う様に身体も心も動かず、いっそ死んだほうがましだと自傷行為に走り何度も入院を勧められましたが、家族の必死な手助けで乗り越えられました。
ようやく自分の居場所を見つけたのが、NPO法人地域活動センター。毎日通い4年。もう次のステップへとたどり着いたのが現在の就労継続支援事業所A型でした。
私は倒れるぐらい自分の限界以上のことを全てにおいてしてしまうため病院の先生からはストップが掛かりましたが、何とか制限ありのOKをもらい現在とても心も身体も元気に働いています。
何よりも当事業所の会長、代表のお人柄に触れ胸をうたれ支援員さんに支えてもらえ毎日が楽しく心から感謝の思いでいっぱいです。
そしてふと気が付くと少し心の余裕が出来たのかなあ。今まで見られなかった周りの空気や季節感などを感じられる様になったのかなあ。そんな風に思います。
もしも今、大変な思い、苦しい思いをしてらっしゃる方、たとえ家族に理解されなかったとしても、絶対に動けばいい人との出会いがあり、苦しい思いから抜け出せると思います。どうか希望を持って下さい。
どうか自分の周りにいる人を信じてみて下さい。