保健所の役割
保健所は都道府県、政令指定都市、中核都市などに設置されています。そこには医師、保健師、栄養士、診療放射線技師、臨床検査技師、獣医師、薬剤師、精神保健福祉相談員、理学療法士、作業療法士、聴覚言語専門職などが配置されています。精神保健、難病対策、感染症対策など地域保険の重要な役割を担っています。保健所は、市民生活に密接にかかわりのある行政窓口です。
さまざまな地域保健に関する各種業務
※保健所はその地域に住む方々の保険・健康にかかわる専門家集団が集い、幅広いサポートを行っております。
〇動物愛護
狂犬病予防登録申請の受理や鑑札の交付、狂犬病予防注射済票を交付するのは保健所の仕事です。
一方、空前のペットブームの中で飼われる危険動物の飼養許可といった仕事も保健所が扱っています。
〇母子保健
母子保健離乳食講習会や乳幼児健康相談、3歳児健康診査などを行っています。
最近では、保健所内に子育て支援の担当をもうけているところもありますので、乳幼児の健康不安だけでなく、子育てに関する相談にも応じてもらえます。
〇精神保健福祉
心の病気や悩みについての相談も受け付けています。助言、指導だけでなく、社会復帰に関する相談にも応じています。
〇感染症の「予防」
「予防」も保健所の大切な業務で、感染症や結核の予防のほか、最近はエイズに関する面接相談や抗体検査も受けられます。
若い人に増えているクラミジア・ヘルペス・淋病やカンジダ症などの性感染症に関しても、電話で相談できます。
不安を感じたら、まず保健所にお気軽にご相談下さい。
〇「健康づくり」も主な業務
国民の健康推進をめざす保健所では、健康教室・健康相談・成人検診・各種がん検診・適所リハビリ教室・訪問指導・健康教育なども行っています。
疾病治療は早期発見、早期治療が第一です。自分の健康を守るためにも、検診や健康教室などに積極的に参加していくことが大切です。
また、「健康づくり」事業では、食生活改善や運動普及促進事業も展開しています。「栄養改善」事業では、栄養成分表示などの相談や指導、集団給食施設の指導もしています。