A5 実際、障害者を雇いたいと思っても、自社のどんな業務が任せられる仕事かと考えると不安は隠せません。
1)まずは「障害者には無理なのではないか」と無意識に思っている固定観念を捨てることから始めて下さい。障害者と一口にいっても、その人の障害の程度や個々の能力や適性によってかなり力量は異なります。基本は障害の有無に関係なく、応募者のもつ力量を見極めることが大切です。
2)雇用する側も自社の現場の業務をしっかり把握しておいて下さい。
募集の職種が決まっている場合は、業務を細分化しておき、応募者がどの業務に対応可能か判断できるようにしておいて下さい。これは、いくつかある業務のうちの一つができないからといって「できない」と判断し、よき人材をみすみす見逃さないようにするためにです。
また、はじめに職種を限定せず、応募者の適性をみて担当可能な業務を検討するのも一つの方法だといえます。そのためにも業務の見直しをしておくことは大切なことです。