アスペルガーという病気と対人関係のヒント
私の障がいはアスペルガー
私の障がいはアスペルガーです。その特徴はというと、他人の言うことを何にでも真に受けてしまうというところです。よく言えば素直ととれるかもしれませんが、それ故に他人につけこまれたり、いいように利用されたりもしました。
そしてもうひとつの特性に他人との距離感をはかりかねるという点もあります。以前私は、すぐ知り合った人にでも、少し優しい言葉(それが社交辞令だとしても)をかけられると、自分の身の上話やかかえている問題をべらべらとしゃべっていました。
そうすると、相手も、こちらが気を許したのが分かるからか、アドバイスという名のもとにあれこれ言って、私の心にずかずかと踏み込んできました。
そしてそうされると、私は「この人、どこまで私の中に踏み込んでくるのだろう。余計なお世話じゃないか」と思い、それを相手に問いただし、あげくのはてに口論となり、結果、せっかく築いた人間関係がこわれてしまうということが多々ありました。
今は、私は良きカウンセラーと出会い、自分の“クセ”をふかんしてみることができる様になり、相手と適切な距離というものが少しずつ分かってきました。
なので、これを読んでいる方に、アスペルガーの人と友好な関係を築くヒントにでもなれればと願っています。