肢体不自由ということばは、日常聞きなれないものかもしれません。身体障害のうち先天的か後天的かを問わず、四肢の麻痺や欠損あるいは体幹の機能障害のため、日常の動作や姿勢の維持に不自由のあることを指すことばです。四肢は上肢と下肢、体幹は胴体を指します。身体障害者法に定められている障害の分類のうちで最も対象者が多く、身体障害者手帳を交付されている人の約半数を占めます。要因のほとんどが、脳疾患(CPと呼ばれる脳性麻痺)にあるとされているものです。
肢体不自由の原因疾患は、医療の進歩とともに大きく変容しています。現在、特別支援学校(肢体不自由)の在籍児童生徒における起因疾患として最も多いのが、脳性疾患、次いで、筋(きん)原性(げんせい)疾患、脊椎(せきつい)脊髄(せきずい)疾患、骨(こつ)関節(かんせつ)疾患、骨系統疾患、代謝性疾患とされています。ここでは、主な三つの疾患について説明します。
脳性疾患で最も多く見られるのが、脳性麻痺です。我が国では、1968年厚生省脳性麻痺研究班の「受胎から新生児(出生後4週間)までの間に生じた、脳の非進行性病変に基づく永続的な、しかし変化しうる運動および姿勢の異常にある。その症状は2歳までに発現する。進行性疾患や一過性運動障害、また将来正常化するであろうと思われる運動発達遅滞は除外する」という定義が用いられています。
脳性麻痺は、運動機能障害だけでなく、てんかん、知的障害、コミュニケーション障害などを随伴します。脳障害が広範囲かつ重症であれば、四肢麻痺とともに嚥下(えんげ)障害(食べること、飲み込むことの障害のことで、上手く食べられない、飲み込めない状態)・呼吸障害も合併しやすく、加齢により、障害された中枢神経機能の低下が比較的早期に起こり、側弯(そくわん)(背骨が左右に弯曲した状態で、背骨自体のねじれを伴う)・拘(こう)縮(しゅく)変形(へんけい)(脳の血管が詰り脳の一部がダメージを受けることで、麻痺側の腕や足を動かすことができない状態になり関節が固まってしまう)などや呼吸障害、胃食道逆流症など二次障害を合併しやすくなります。
筋肉が進行的に壊れていく遺伝性疾患です。筋細胞の構造蛋白などの遺伝的な異常により筋細胞の壊死(えし)が生じ、進行性の筋(きん)萎縮(いしゅく)や筋力低下が起こります。症状と発現時期、進行速度は各自の疾患によって異なります。
脊椎骨の後側が欠損して奇形の脊髄組織が嚢(のう)胞(ほう)状に突出する先天性脊椎奇形で、脊椎麻痺が起こります。腰(よう)仙(せん)椎(つい)部に多く発生します。原因はまだ特定されていませんが、一卵性双生児の調査から一部は遺伝が関与していると考えられています。
(1)運動・動作に困難が伴う
肢体不自由の人は、上肢、下肢または体幹の運動・動作の障害のため、起立、歩行、階段の昇降、椅子への腰掛け、物の持ち運び、机上の物の取扱い、書写、食事、衣服の着脱、用便等、日常生活や学習上の運動・動作の全部または一部に困難が伴います。これらの運動・動作には、起立や歩行のように、主に下肢や平衡反応にかかわるもの、書写や食事のように、主に目と手の協応動作にかかわるもの、物の持ち運びや衣服の着脱などのように、肢体全体にかかわるものがあります。
(2)自発性が乏しくなりがち
肢体不自由の人は周囲の人々から支援を受ける場面が多く、結果として受動的になり、自発性が乏しくなりがちです。
(3)脳性麻痺の人
現在、肢体不自由の起因で多くの割合を占めているのは、脳性麻痺を中心とする脳に起因する疾患です。そこで脳性麻痺にみられる特性等を紹介します。
手や足、特に足のふくらはぎの筋肉に痙縮性(こわばり)がみられ、円滑な運動が妨げられているのを「痙縮性麻痺」といい、痙縮性麻痺を主な症状とする一群を「痙縮(直)型」と言います。「痙縮性」とは、伸張反射が異常に亢進した状態であり、他動的にその筋肉を伸ばすと抵抗感があります。この型では、知的障害、てんかん、視覚障害等を伴うことがあります。身体的には、成長につれて関節拘(こう)縮(しゅく)(関節が動かないことにより、線維化することで関節可動域減少が引き起こされ固定する)や変形をきたします。
顔面と上肢に不随意運動(本人の意思とは無関係に身体に異常な運動が起きること)がよくみられ、下肢の一部(足指)にもそれが現れる一群を言います。特徴として、身体的には、加齢に伴い、痙(けい)髄(ずい)症による上肢のしびれ感や脱力があるといわれます。運動発達では、頸(くび)の座りや座位保持の獲得の遅れがみられます。また、母親の病気や本人の発熱等、心身に対する様々な刺激で、筋緊張が突然に高まり、機能が低下することがあります。意思疎通面では、他者の話す内容は理解できますが、構音障害(音を作る器官やその動きに問題があって発音がうまくできない状態)のために、本人の話している内容が他者には聞き取りにくいことがあります。また、一部には、難聴を伴うこともあります。
身体の平衡機能の障害により、座位や立位のバランスが不安定な状態で、足を開いて立位をとり、歩行中ふらついて突然に倒れることがあります。この型は、知的発達の遅れ、視覚障害を伴い、話し言葉が同じ調子になる等の特徴が見られることがあります。
上肢や下肢を屈曲する場合に、過重な抵抗感があり、四肢麻痺の状態が多く見られます。この型は、知的発達の遅れ、てんかんを伴うことがあります。
以上、代表的なものを述べました。脳性麻痺には痙縮型とアテトーゼ型が多くみられます。また、両方の症状を伴っている型もあり、混合型といわれる場合もあります。また、脳性麻痺の人は、運動障害を主症状として知的障害、言語障害、聴覚障害、視覚障害、知覚障害、呼吸障害などの随伴した障害があり総合的なかかわりが求められます。
なお、脳性麻痺を含めて中枢神経に障害がある人は、転導性(注意が特定の対象に集中できず、周囲の刺激に無選択的に反応してしまう)や、多動性(運動・動作を抑制することが困難)、統合困難(部分を全体的なまとまりに構成したり、関係付けたりすることが困難)、固執性(一つの物事にこだわったり、気持ちを切り替えたりすることが難しい)などがみられることがあります。ただし、これらは全ての人にみられるものではなく、個人差もかなりあります。
肢体不自由の人が日常生活で困っていることの一例を以下に記します。
①車イスを使用している人が一番困るのはトイレ
車イスを使用している人が一番困るのがトイレです。車イスで入れるトイレがあったとしても、「建物の別棟の階にある」「トイレの中が狭くて車イスの方向を変えることができない」「手すりの位置が悪くて車イスから便座に移乗できない」「ボタンの位置が高すぎて操作できない」などの使いづらさを感じるケースが少なくありません。また移動の途中に使用できるトイレがなければ、我慢するしかないといった不便さがあります。
②周囲に引け目を感じる
知的障害者や精神障害者と違って、肢体障害の人は見た目で障害があると判断しやすいため、周囲の人がフォローしやすい反面で、過度な気配りや配慮を負担に感じ引け目を感じる人もいます。
障害のある人は何らかの形で周りの人が支援や配慮を行う必要がありますが、障害者本人からどの程度の配慮をして欲しいとは、なかなか言い出しにくいものです。そして、本当にして欲しいことをいえずに、生活しづらさを感じることもあります。
③体調を調整できない
例えば、脊髄(せきずい)損傷(そんしょう)や頸(けい)髄(ずい)損傷(そんしょう)が原因で、肢体に障害がある人は、自律神経系の機能が失われるため、血管の拡張や収縮、発汗などによる体温調節を行うことが困難です。そのため暑い夏などでは、水分を摂るなど注意していても熱中症になってしまう可能性があります。
また下肢の障害の場合には、足が動かせないことから深部静脈血栓症(足から心臓へと血液を戻す血管=静脈に血の塊=血栓ができて詰まってしまう病気)、いわゆるエコノミー・クラス症候群を生じやすくなります。
④車イスを使用している人では自由な移動が制限される
下肢に障害があり車イスを利用している人の場合、部屋や廊下の狭さや段差など、場所によっては移動が制限されます。たとえいつも使う建物がバリアフリーに対応していても、そこまでの移動にはさまざまなバリアがあります。
また、車イスに座ったままでは、手の届く範囲が限られるため、床にあるものを拾い上げたり、高い棚にあるファイルを取り出したりすることが困難です。
⑤できる仕事の範囲に限りがある
肢体に障害があってもできる仕事はたくさんありますが、一方で障害がある部分をどうしても使わなければならないような仕事など、業務を行うことが難しい仕事もあります。
しかし、残存している能力を使ってできる仕事や、補助具を使うことでできる仕事もあるので、失われた運動機能だけに注目して、できないと判断することがないようにしてください。
⑥痛みと歩行困難
肢体不自由のある方が仕事をしようと思う時にぶつかる壁の一つは、痛みと歩行困難です。多くの方が慢性的な痛みやしびれと戦っています。
歩行困難のため、通勤の際の電車や駅での歩行、職場内の移動に時間がかかります。途中休憩できる場所の有無や、転倒の不安などにも悩まされています。
慢性的な痛みなどは一見分かりづらい症状のため、事情を知らない方から見ると誤解を受けることもあります。
職場においては障害の理解を得るために事前の説明や、日々の状態を上司に報告することなどが必須といえます。
肢体の不自由な人はその障害に応じて様々な困難を抱えています。しかしそれぞれ自分なりの様々な方法を見つけ工夫し実践しています。
①コミュニケーション
身体障害者には軽度なものから、重度のものまでありますが、重くなるにしたがって、誰かに意思を伝えるのが難しくなります。例えば、指や首だけは動かせるが言葉を発することができない、というようなこともあり得ます。そのような人は、電子手帳や携帯電話、トーキングエイドなどを使用して他者とコミュニケーションを取ります。
トーキングエイドは、主に、会話や筆談が困難な重度の障害者において、他の人に意思を伝えるために作られています。端末には、50音とプリセットのメッセージが並べられた文字盤があり、文字盤を押していくことで、会話やメッセージを作成し、喋らせることができます。「テレビをつけて下さい」などのメッセージをキーに登録して、スムーズにそのメッセージを伝えられます。また、盤上には液晶パネルもあり、入力したメッセージを表示することもできます。
②移動手段
車イス(介助タイプ・自走タイプ・電動車イス・スポーツタイプ)や歩行器、杖など、障害の状況に応じて、移動手段もさまざまです。
また靴に工夫をしている人、リフトカー(車イスのまま乗れる自動車)を使用する人、自分で車の運転をされる人、配慮があればバス・電車に乗ることができる人など、使う目的や体の状態に合わせたものになっています。
肢体の不自由な人の障害の部位や程度はさまざまであるため、歩行の状態や介助方法などは一人ひとり異なります。たとえば、車イスに乗っている人や杖を使って歩く人にとっては、ちょっとした段差や坂道が、移動の大きな妨げとなります。手指や手・腕がなかったりまひがある人は、文字を書いたりお金の扱いなどの細かな手先の作業は難しい面があります。また、肢体の不自由な人の中には、自分で移動できる人もたくさんいます。まずどのようなサポートが必要なのかを尋ねて、各人のニーズをよく確認したうえでサポートしてください。
また、介助をするという直接的な対応のほかにも、「見守り」という間接的な対応もあります。手を出すだけではなく、必要に応じていつでもサポートできるよう、声やサインが読み取れる距離に待機して「見守る」ということも大切な対応です。相手に応じて、また場面に応じて、ぜひ活用してみてください。
まず、肢体不自由の人に対する日常生活における一般的な配慮事項を記します。
_ ア 補助的手段の活用
運動・動作の困難は、姿勢保持の工夫と運動・動作の補助的手段の活用によって軽減されることが少なくないため、補助的な手段を適切に活用することが必要です。補助的手段には、座位姿勢の安定のためのいす、作業能力向上のための机、移動のための杖、歩行器、車イス、廊下や階段に手すりを取り付けるなどのほか、持ちやすいように握りを太くしたスプーンや鉛筆、食器やノートを机上に固定する器具、着脱しやすいようにデザインされたボタン等を用いて扱いやすくした衣服、手すりを付けた便器などがあります。
_ イ 環境整備
できるだけ段差をなくしたり、手すりを設置したり、スロープや階段昇降機、エレベーター等の設定も考えられます。
_ ウ 移動や活動時間への配慮
肢体不自由のある人の場合、移動やさまざまな活動に時間がかかることが多くあります。肢体不自由の人と同行する際はトイレや公共交通機関の利用など、時間に余裕をもって行動することが大切です。
_ エ 適切な介助
排泄や更衣等、日常生活上の動作になんらかの介助が必要な場合、かかわりや手だてがそれぞれで介助方法が違うと、本人が混乱するので、その人にかかわる者が一貫した介助の方法を取ることが大切です。一方で、過度な介助は、その人の動作習得の機会だけでなく、主体性も奪ってしまう可能性がありますので、介助が必要な場合でも、動作のすべてを介助したり、機器等に頼りきりになったりしないように配慮し、本人の意思を確認し、その時の状況に応じた適切な介助を行うことが大切です。
またたとえば、脳性麻痺の人の場合、てんかんがある場合も多く、服薬していることもあります。さらに、肢体不自由の人は、医療機関で機能訓練等を受けている場合も多くあります。その人の状態に応じて配慮事項等について、家族や主治医、理学療法士、作業療法士等から指導・助言を求める等して、適切な支援ができるようにすることが必要です。
_ オ 姿勢の保持
自分で活発に動いたり、姿勢を変えたりすることが難しい場合、長時間同じ姿勢が続くと、身体に痛みが出たり、皮膚の一部を傷めたり、身体に変形が出たりすることがあります。本人に確認し定期的に姿勢を変えたりするほか、休憩時などには車イスから床に降りる等、身体を休める機会を設けることも大切です。適切な姿勢を保持できるようにすることは疲労しにくいだけでなく、身体の操作等も行いやすくなります。
_ カ 認知の特性に応じた指導の工夫
脳性麻痺等の人は、業務上の指示を見たり聞いたり理解することに困難がある場合があります。こうした時には、支持をする時に、注目すべきところを強調したり、視覚と聴覚の両方を活用できるようにしたりするなど方法を工夫することが大切です。認知の特性はその人によって異なるため一人ひとりの認知の特性を把握することが必要です。
_ キ 補助用具や補助的手段、コンピュータ等の活用
身体の動きや意思の表出の状態等により、歩行や筆記等が困難な人や話し言葉が不自由な人などに対して、補助用具や補助的手段を工夫するとともに、コンピュータ等の情報機器等を有効に活用することも効果的です。
次に、車イスに乗っている人、杖を使っている人、介助犬を連れている人への対応についてまとめてみました。
- 【基礎知識】
- 車イスの種類には、手動車イス、電動車イス、手動兼用型切替式電動車イス、スクーター式電動車イスなどがあります。
- 最近では軽量化が進んでいますが、電動車イスの重量は、約40~60キロ前後またはそれ以上のものもあり、人を乗せたまま持ち上げることは非常に困難です。
- 【介助の前に】
- 事前に、かならず車イスに乗っている本人に介助方法を確認してください。
- 車イスには可動部分や取り外し可能な部分があるため、車イスの構造をよく確認しておきましょう。
- 【介助のポイント】
- 車イスを動かすときや進行方向を変更するときには、事前の声かけをこころがけてください。
- 介助者が、車イスを動かす前に「今から動きます」「前に進みます」などの声をかけることにより、車イスに乗っている人は、これから何が行われるのか予測がつき、安心することができます。車イスを止めるとき、バックするとき、曲がるときにも、事前に声をかけてください。
- 車イスを押しているときに前輪が段差に引っかかると、勢いで利用者が前に落ちてしまうことがあります。段差があるときは一時停止をしてから越えて下さい。逆に、傾斜が急なスロープなどでは、車イスが後ろに転倒してしまうことがあります。状況にあわせてバランスに注意してください。
- 停止するときや、介助者が少しでも車イスから離れる場合は、ブレーキ(ストッパー)をかけます。
- 車イスでの移動は、階段、段差だけでなく、人混み、狭い通路、急なスロープ、通路の傾斜等の通過にも困難をともないます。狭い通路やドアを通過するときは、車イスの左右に注意してください。標準的な車イスであれば、おおよそ80cmの幅があれば通過することができます。急なスロープを下るときは、後ろ向きに下りるようにします。いずれも、事前に本人へ確認をしましょう。
- 【車イスに乗っている人とのコミュニケーション】
・車イスに乗っている人の中には、言語の障害をともなっている人もおり、コミュニケーションが難しいことがあります。わからないことは、文字で書いたり丁寧に聞き返したりして確認してください。
- 【基礎知識】
- 杖の種類には、松葉杖、T杖、ロフストランド杖(1本の脚と体重を支えるグリップ、腕を支えるカフを備えた杖、前腕部支持型杖とも呼ばれている)などがあります。
- 杖を使って歩いている人の中には、高齢の方や怪我をして一時的に杖を使っている人もいます。また高齢の方はシルバーカーを押して歩いていることもあります。
- 【介助のポイント】
- それぞれのペースでゆっくりと対応するようこころがけてください。急がせてしまうと、混乱し、慌ててつまずいたりなどして、思わぬ事故につながります。
- それぞれのペースでゆっくりと対応するようこころがけてください。急がせてしまうと、混乱し、慌ててつまずいたりなどして、思わぬ事故につながります。
- 【基礎知識】
- 補助犬とは、身体に障害のある人を補助する「盲導犬」、「介助犬」、「聴導犬」の総称です。盲導犬は、視覚に障害のある人の移動の支援をします。視覚に障害のある人の指示に従って、安全に誘導をします。介助犬は、肢体に障害のある人の動作を助けます。着脱衣の補助、扉の開閉、手の届かないところに落としたものを拾ったりします。また聴導犬は、聴覚に障害のある人の耳の代わりとなります。赤ちゃんの鳴き声、FAXの呼び出し音、ドアのチャイムなどを、聴覚に障害のある人へ知らせます。
- 「身体障害者補助犬法」により、公共の施設や交通機関、デパートやスーパー、飲食店などの不特定多数の者が利用する施設の管理者等は、身体障害者補助犬の同伴を拒んではならないことになっています。この法律をきっかけに、今まで以上に補助犬を受け入れる体制作りに積極的に取り組もうとするお店や施設が増えてきました。
- 【介助のポイント】
- 補助犬の場所の確保をお願いします。通常は、利用者の左横になります。
- 車イスを押すとき、補助犬にぶつからないように気をつけてください。
- 補助犬の集中力が途切れるような行動(触る、声をかける、見つめる、食べ物を与えるなど)は、しないようにしてください。
- どのような状況でも、利用者の意見を尊重することをこころがけてください。たとえば、補助犬を同伴している人が電車に乗ったり、補助犬に水を飲ませたりしているとき、周囲の人が利用者へ確認をせずに補助犬に手を出すことは避けてください。
Q&A(クリックすると記事が見えます)
Q1 肢体不自由の人のことで分かっていて欲しいことは何ですか?
Q2 肢体不自由の人が日常生活で工夫していることは何ですか?
Q3 肢体不自由の人の具体的な介助の方法と気を付けたほうがいいことをわかりやすく教えてください。