Q8 就職活動に必要な応募書類や履歴書の書き方のポイントなどありますか?

A.8 履歴書は企業に自分を売り込むための「パンフレット」です。また採用担当者は履歴書を見て採用・不採用を判断するので「審査書類」とも言えます。企業が求める能力や経験、人柄を意識した見やすく分かりやすい内容にするのがポイントです。企業の概要、職種、業務内容を確認し企業のニーズに応えるような履歴書の作成を心掛けて下さい。
① 履歴書は企業が保管する公式文書です。虚偽や誤りの記載などあってはならないものです。
② 障がいについて記入欄のある履歴書を使用するか、別紙として資料を作り「履歴書」「職務経歴書」と一緒に提出して下さい。障がいについて書く項目は以下の通りです
・障害者手帳の種類と等級、取得年月日
・得意な業務、苦手な業務
・企業や上司、同僚に配慮して欲しい点
・就労について主治医の意見
記入について分からないことがあれば支援機関に相談してみて下さい。ハローワークなどで履歴書等の書き方についての冊子をくれる所もあります。
③ 履歴書の用紙についてですが、障がい者求人専門サイトを検索すると、無料でダウンロードできる「障がい者求人応募専用履歴書」のフォーマットがあります。印刷する用紙のサイズは企業で使用される書類のサイズがA4に統一されているので、A4サイズで2枚印刷します(A3用紙で二つ折りにする必要はありません)。
④ 履歴書作成の注意点
・履歴書の年月日は作成日ではなく、郵送する場合は投函日、持参する場合は当日の日付を記入します。
・年号は「和暦」か「西暦」か、文体は「です、ます調」など、スタイルを統一します。
・略号や省略する記号や記述(例:㈱・〃・同上)は使用しません。
・学校名や企業名、資格名などの固有名詞は、正式な名称で記入します。
・学歴は高校卒業から最終学歴まで記入します。
・職歴にはブランクがないように記入します。短い期間でも正社員であれば必ず記入します。ブランクの期間が
 あれば、その期間は何をしていたのかが分かるようにします。例えば病気療養中、リハビリ中、資格取得中、
 就労移行支援事業所や職業訓練に通っていたなど、採用担当者が理解できるようにします。
・職歴には学生時代のアルバイト経験は一切記入しません。ただし、その経験を自分の能力のPRに使いたい
 場合は書き入れても構いません。職歴を記入した最後の行の次行の右端に「以上」と書いて締めくくります。
・免許資格には既に取得したものだけでなく、現在取得に向けて勉強しているものも「取得に向けて勉強中」や
 「取得見込」と記入します。
⑤ 手書きで履歴書を作成する場合の注意点
・筆記用具は黒ボールペンか万年筆、細字のサインペンなど使用します。
・記入欄には枠いっぱいに詰めず、天地左右に少し余裕を持たせて丁寧に楷書体で書きます。
・誤字脱字、記載漏れに注意を払い、間違った場合は修正液や修正テープ、二重線や訂正印など使わずに
 最初から書き直します。
・急がず時間をかけて丁寧に書きます。字が上手い下手は別として、
 丁寧に書かれた文字は採用担当者にも伝わります。一字一字気持ちを込めて書くようにします。
・後から加筆する際には、最初に使用した筆記具と同じものを使用します。
⑥ パソコンで履歴書を作成する場合の注意点
・履歴書を送付、持参する日付を必ず更新しておきます。
・写真は画像データを貼り付けたりせず、必ずプリントされた写真を糊付けします。
・文字の大きさは採用担当者が読みやすいように12P以上の大きさを使います。
・複数の企業に応募する場合、一度作った履歴書を使ってもかまいませんが、志望動機だけは使い回しせずに
 その企業にあった内容に新たに書くようします。
⑦ 履歴書に使用する写真の注意点
・履歴書に使用する写真は、自身の第一印象を大きく左右するものです。
・背景は何もなく、写っているのは本人のみで正面上半身。帽子などは被りません。
 スナップ写真を切り抜いたりすることは不可です。
・スピード自動撮影機の写真でもかまいません。
・服装はビジネスシーンに合ったものを選びます。男性女性とも上着を着用します。
 男性は、スーツ・ネクタイ・ワイシャツ。女性は、ブラウス・襟のあるスーツ、華美なアクセサリーを外します。
・写真の裏側に名前を書くのは、履歴書に貼った写真が万が一剥がれた時のためです。
・他の企業から返却された履歴書の写真を使い回しはしません。意外と慎重に剥がしたつもりでも、
 採用担当者が見ると判るものです。
⑧ 「志望動機記入欄」は、履歴書で最も重要な部分です。企業の採用担当者が書類を選考する際や面接で質問をする際に、この「志望動機記入欄」に書かれた内容を参考にすることが多いからです。ですので、これまでの経験となぜこの会社を選んだのかという志望動機を、自分を売込む場だと思って熱意を持ってアピールして下さい。
面接の時、履歴書に書いたことと話すことが違っていると採用担当者を困惑させます。履歴書は書いたら必ずコピーを取っておき、面接前に読み返すようにして下さい。
志望動機には、応募先の企業の経営理念や営業内容、求めている人物像などから、自分がこの企業に入って何がしたいのか、自分の経験や能力をどう生かせるのかを記入します。
⑨ 応募書類には履歴書と一緒に「職務経歴書」を提出するのが一般的です。
  「職務経歴」の書き方については決まったフォーマットはなく自由ですが、
  下記の点に注意して書いて下さい。
・最初に希望職種と志望動機を書きます。履歴書の志望動機と同じ文章にならないように工夫して書きます。
・職務経歴を書く順番は、働き始めた順番に書くのが普通ですが、直前の経歴が大切で採用担当者に
 意識させたい場合には、最近のものから記載する逆年代式にする場合もあります。
・アピールしたい経歴は詳しく書きます。全ての職歴を詳しく書く必要はありません。
 企業が求めている職歴についてはなるべく詳しく記載します。
・文章の長さはA4で一、二枚程度にします。採用担当者が興味を持たないであろうことを長ながと
 書く必要はありません。簡潔な文章で短く。伝えたいところには文字数を割きます。
・自己PRには、自分の能力や経験、適正をより具体的に書き、それが企業にどう生かされるかアピールします。
⑩ 応募書類を郵送で提出する際には、「添え状(何を送ったか)」をつけるのがビジネスでは一般的です。
  「添え状」「履歴書」「職務経歴書」の順番で並べて封筒に入れます。
・郵送に使用する封筒は折り目がつかないように角2封筒を使用します。
 また企業には茶封筒の郵便が多数届くので、応募書類には他と区別するために白の封筒を選び、
 宛名の面に赤字で「応募書類在中」と書きましょう。
・会社名は「株式会社○○」なのか「○○株式会社」なのか、略さず正式な社名を正確に書きます。
以上が注意点です。




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