ひとりの障がい者が考える一般就労に関するレビュー

 障がいが軽度であったり、福祉事業所におけるリハビリテーション等のご利用とともにそもそもの障がいが回復し寛解した方は、考え方は様々ですが、一般就労を目指すことも選択肢の一つとなってきます。ここでは、筆者が調べたことをベースに筆者の考え方やも含まれますが、障がい者の一般就労に関して述べたいと思います。障がい者の一般就労は、障がいをオープンにするかクローズで就職するかで大きく異なりますが、ここでは、基本的にクローズで就職するケースを考えていきたいと思います。  
一般就労を目指す動機
 まず第一に挙げられますのは、経済的な面であると思います。一般論的にレビューいたしますと、一般就労をされたほうが賃金が高い傾向にあります。また、ケースバイケースかもしれませんが、賃金ではない社会保険等の福利厚生が手厚くなる場合もあります。
 第二点目は、共生の理念です。すこし難しい言葉ですが、簡単に申し上げますと、一般の健常者との共生にあたってこれまでは支援していただいていたのを同等の立場になって頑張りたいという意志です。これは、わたくし個人的にはすばらしい理念かとも思います。体調が良くなり、寛解あるいは障がいが軽度の方はこのお考えのもと一般就労にチャレンジされているかたもいらっしゃるのではないでしょうか?ですが、注意したいところは、軽度とはいえまだ疾患に罹患している、あるいは疾患のぶり返しの可能性があるところでありまして、非常に難しい個人の判断がいるところかと思います。
 第三点目は、自己実現に関してです。具体的には仕事の種類が多様化しより自分がやってみたいと思うお仕事に巡り合える可能性があるということです。福祉事業所における職務内容は、一部の事業所をのぞき、障がいをもつ方が比較的やりやすとされています軽作業が中心となっております。一方、一般就労においては、職業の種類は多岐にわたり、お持ちのスキルやチャンス、熱意があれば、さまざま職種にチャレンジすることが可能であり、ご自身の自己実現の達成により近くなるのではないでしょうか?
第一点目の経済的なメリットの具体的考察
 まず、経済的メリットと同時に、障がいに配慮してもらえないという大きなリスクがあります。体調不良における職場の一時離脱、軽度とはいえ難聴/幻聴を理由とした仕事のミス等は基本的には許されず、叱責の対象となり、ご自身の評価が「注意が足りない」「不真面目」という評価になってしまうことがあります。そして、「怠けている」「甘えている」という周りの評価により、うつ病に罹患するケースもあるようです。
 最終的には、同期の健常者の社員と比べて仕事ができないと判断され、昇進ができず、最悪の場合は能力不足で解雇の対象になる場合もあります。
 これは、わたくしは、経済的なメリットに含まれる要素と考えます。つまりは、給料の上昇分だけ要求されることも多くなると認識します。 
第二点目の社会共生に関して思うこと
 第二点目の社会共生の側面に関しては、わたくしの考えはずばり”個々人が各自の事情/状態を総合勘案し、よりベター/ベストな行動をしていれば、基本的には共生は十分保たれる”と考えています。
 自分もそうですが、本調子ではない等の理由により、福祉事業所の利用をさせていただいておりますが、その場その場でよりベター/ベストを尽くす気持ち・態度があれば、必要かつ十分かと思っております。その上で、体調が良くなってきたら少し頑張ってみようかとか、悪くなれば少し休ませてもらおう、それがベストかと思います。

 ただ、やはり、わたくしのみではないとは思いますが、切ない心と事実ですが、”社会的な負担になっている””支援を必要としている”等の切ない負い目の心はぬぐえず、その面を解消したいという望みのもと、一般就労を目指す方はいらっしゃるのではないでしょうか?
 これは、崇高な尊いお考えであるとわたくしは信じます。そして、そのお考えのもと、障がいがあるにも関わらず、一般就労で活躍されている方は素晴らしいと思います。
 こうした敬意の裏返し、側面は、やはり、一般就労で頑張っている方のほうが”より””社会共生”の実現がなされているということではないでしょうか?しかし、この点は、わたくし独自の考えであると繰り返し強調させていただきます。
第三点目の自己実現に関する具体的考察
 第三点目の自己実現に関しては、一般就労のほうがよりチャンスが広がるのは事実かと思いますが、一部の福祉事業所では、その能力に応じたサービスを提供する努力を怠らない事業所もあるのは事実です。つまりは、事業所でお仕事を設ける/受注するのは至難なことですが、各自の能力に応じた利用者へのお仕事提供に尽力されている事業所もあります。ですが、これからどう変化/多様化するか分かりませんが一般的現状からすると、軽作業の職種が多いでしょう。
 どなたも、社会の仕事でやりたいこと、やってみたいこと、やりたいことをやってみたいという意志はお持ちかと思います。そして、一般就労の面接や、選考では、そのビジョン/態度が、お持ちのスキル以上に問われるケースがあります。わたくしは、若いころはなぜ所有スキルより、こうした熱意や態度が重要視されるのかな?と少し違和感をもっておりましたが、今では、漠然としておりますが違和感がなくなっています。
 ということは、やはり、自己実現の強い意志は素晴らしいことであり、達成感は崇高なレベルかと思えます。当該一般企業様も、そのお持ちの事業内容から、求職者がどのように自己実現を社会とともに達成できるか、面接や選考でご算段されているのはないでしょうか? 以上、一般就労に関して、少ない拙知識のもと、考えるところを、生の声として投稿させていただきました。コメントやアドバイス、また別のお考えのコメント等いろいろあれば幸いに思います。





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