パニック障害とは
突然理由もなく、動悸やめまい、発汗、息苦しさ、吐き気、手足の震えといった発作を起こし、そのために生活に支障が出ている状態をパニック障害といいます。
このパニック発作は、死んでしまうのではないかと思うほど強く、自分ではコントロールできないと感じます。
そのため、また発作が起きたらどうしようかと不安になり、発作が起きやすい場所や状況を避けるようになります。 (予期不安)
その人なりに危ない場面があり、例えば電車やエレベーターの中など閉じられた空間では「逃げられない」と感じて、
外出ができなくなってしまうことがあります。(広場恐怖)
治療法
パニッ障害の治療法には、“薬物療法”と“心理療法”があり、両方とも取り入れるとより有効性が高いと言われています。 パニック障害は発作を繰り返すたびに不安感が強まるため、まずは発作を抑えるために薬物療法を開始するのが一般的です。また、ご自身の病気や症状を理解し、対処法を身につけていくために、心理教育や心理療法が重要な回復のカギとなります。
心理療法の中で、最も有効性が示されているのが認知行動療法です。